シューマン:交響曲第4番 (カラヤン&ウィーン・フィル)

Schumann: The Symphonies [Box Set]

Deutsche Grammophon (2008-11-18)
売り上げランキング: 54096

久々に再会できた。しかしなんで売ったんだろうね。短期的な金欲しさに思い入れ売るとかどうかしてる。

やはりシューマン交響曲第4番はこのカラヤンウィーンフィル盤にトドメを刺すな。自分が同曲に求めていた全てがこの演奏につまってる。数年ぶりに聴いても全く色あせなかったな。
特に第1楽章展開部の格好良さには痺れるばかり。ウィーン・フィルの弦の刻みがまるで飛翔してるかのようで鮮やか。第2楽章のひなびた雰囲気はウィーン・フィルの音色が最大限の武器になった。そして終楽章へのブリッジはチェリビダッケに並んだ。
カラヤンが最後の最後に到達した境地、ブルックナーの8番も神懸りな名演だがシューマンも双璧だ。

これまで何十枚と4番は聴いて最高を探し求めてきたが結局このカラヤン盤を超える演奏はなかったな。クレンペラーも素晴らしいが独自アレンジがちょっと。チェリは第1楽章をリピートしてないのが残念。