おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜 #12 9回 (BS-TBS)

手探りな一球一球の攻防に手に汗握る。やっとサイン盗まれてたのに気付き名実ともに遂に三橋・田島のバッテリー始動。しかしこの終盤にきて主役の三橋だというのにこうまでボコられるとは思わなかったなぁ。動揺は他の選手にも感染・・・これはほんと実際あるんだよね。そうして精神的に追い込まれてエンジンが掛かったのかやっとエースとしての自覚が出てきた。首を振る事によって広がる連帯感と自立。遂に三橋が巣立った。一歩一歩踏みしめながらどん底からの三橋自身の逆転劇はカタルシス満点で気持ちがいい。これでやっとエースになれたな。チームも敗戦が決まってるのにもかかわらず前向きな清々しさ。メンタル面では美丞に勝ってるよね。最終回、みんなみなぎってるのに花井一人だけ空回りってのは彼らしいw。そして最後に回ってきたのはなんでこんな時に西広。誰もが無理と分かってるのにこの高揚感と盛り上がりと切迫感に胸が熱くなる。西広の気持ちになるともう涙なくして見れないな・・・。やっぱ運だけじゃどうにもならないものがある、普通の野球アニメならここで奇跡のヒットだろうにこのシビアさこそがおお振りの醍醐味なんだよね。泣き崩れて当面立ち直れそうにない西広には酷だったが。試合は総力戦にもかかわらず負けたがまだまだこのチームは成長途中。無限大なポテンシャルを秘めてるわけで今後の展開が楽しみだがもうその過程が見られないのは残念。でもきっとやってくれるであろう3期に期待しよう。