イレウス入院日記 - 一日目(2011/07/20)

退院して一週間。入院した日から丁度一ヶ月目。
ひとまず落ち着いたのでブログ再開といきますか。
といっても以前のような毎日更新はもう意味ないので辞めますw。
気が向いた時にってスタンスでいこうかな。それが楽でいい。

というわけで退院後最初に書く予定だった入院日記。
たいして面白味も為にもならないと思いますが・・・。








詰まった…。

もう何度も経験してるので腸に食物が詰まったってのがすぐ分かった。ヤバい・・・。

前日23時ぐらいからお腹に異変。まるで臓器を手づかみされたかのような感覚が断続的に襲ってくる。この世のものとは思えない痛みにベッド上で何度も何度ものた打ち回って汗びっしょりで頭もグラグラ。顔が苦痛でゆがむ。
深夜4時ぐらいまで悶絶。痛みと緩解が交互に襲ってくるから余計に疲れる。流石に今回ばかりは死ぬ。ギュルルルとお腹から音が鳴りはっきりと食物が狭窄部分を通過してるのが音と痛みで実感できる。詰まってるから食物がせき止められお腹が異常にプク〜っと膨れていて自分のお腹じゃないみたいだ。
疲労した事もあって2時間ぐらい眠ってたけど朝になっても痛みは収まらず。そして急に襲ってくる吐き気。嘔吐物を袋に出した後袋の中に入ったそれの薄黒い色に驚く。前日はそんな色の食べ物は食べていない。恐らく詰まってるところ、つまり小腸辺りから逆流したんだろう。この時点で我慢して嵐が過ぎ去るのを待つのは無理って分かった。

10時過ぎても痛みが収束する気配がなくこれはほって置いても収まらないと直感。病院へ行く事を決意。大学病院は遠いので距離が半分ほどのこの間入院してたもう一つの通院先の病院へ。が、車で駆け付けて着いたはいいが俺の主治医の先生が運悪く不在だった。その先生がいないと的確な処置をしてくれないから凄い不安だ。看護師さんの勧めもあり仕方ないので遠いけど大学病院へ急行。仮に居なくても大学病院なら大勢医者がいるし何とかしてくれるだろう。この間も断続的に痛みで悶絶。病院に着くと運良く主治医の例の女医先生が居てくれて安堵。まさに女神。すぐ見て貰えそのあと緊急でCTを撮ったあと点滴をしながらベッドで休む。で、先生の「入院しよう」って指示で緊急入院する事になった。

まさかの今年二度目の入院。前回から一ヶ月しか経ってないというのに。今まで生きてきて一度も入院した事もなかったのに人生何が起こるか分からんものだ。ほんと30過ぎたら身体にガタがくるんだね。

今回入院する病室は西病棟の5階目。前回は広い個室だったけど今回は4人の相部屋。既に4人中2人埋まっていた。相部屋は初めてだが色々雑音や視線に気を使うからちょっと嫌。それにこっちは気を使っても向こうが無神経だとどうしようもない。いきなり初日から隣の人のイビキが煩くて眠れやしない。おまけに消灯時間過ぎてるのにTV付けっぱなしにしてるから漏れる光が鬱陶しい。

前回入院してた病院とは色々勝手が違う。まずクーラーが効いている。窓は開かない。ミニ冷蔵庫はない。ミニ金庫が付いている。TVがオンキョーのLIVってやつで今時4:3。ロッカーがハンガー2つ掛けれる程度の小ささ。トイレと洗面器は共用。ま、前回が個室だったからリッチ過ぎたよね。強いて良いところを挙げると窓際なんで眺めがいいのと開放感があるのと明るい事かな。

療法としてはまず絶飲食をして腸を休める。生きるのに必要な栄養は点滴で補充されるとはいえお腹が減って仕方が無い。ひもじい。打っている点滴は「ヴィーンD」というブドウ糖の輸液。

今回俺を担当して下さる先生方は今までの女医先生とこの前の小腸造影の時一緒だったやたら色黒でガチムチな先生とまだ20代後半に見える若くてイケメンな先生の3人。バックアップは万全というわけで安心。ただイケメン先生は醸し出してるインテリ&リア充オーラがちょっと苦手かもねw。

経過をみるのと小腸ダブルバルーン内視鏡検査ってのをするために一週間ぐらい入院しないといけないらしい。うへぇ〜…。

22時に消灯となった。