戦場のヴァルキュリア #10 吹雪の夜(BS11)

唐突に冬山イベント。ただ小屋に連れ込みたいからと言うわけではなくウェルキンの持ち前の察知能力が役に立った。少々色気のない二人だったが流石にラブコメぽくなり意識し合う二人が微笑ましくアリシアが発情する表情には悶々とくるものがあったなぁ。柔和な表情には魅了されるしスカーフを被る仕草とかも細かい。
天真爛漫なアリシアにも孤児という暗い過去か。ウェルキンも複雑な家庭を持ってたりするし二人して複雑な背景を持ってるんだな。あの如何にも狙って下さいと言わんばかりの派手なスカーフにもそんな意味があったとは。そういった意味付けがちゃんとされるのは嬉しいね。
冬山が唐突なら敵の登場も唐突。敵が山小屋に忍び寄る伏線があれば良かったんだが。敵兵との駆け引きは戦争の狂気が感じられて迫真。敵のひっ迫さが良かったな。こうゆう時には男のウェルキンより女のアリシアの方が頼りになる。動じず介護する姿は格好良かった。
前回に続き暴かれる帝国の内情。今回は最下層の兵士の嘆き。ガリア軍に比べると帝国サイドはしっかり描いてるな。鬼気迫る姿には感情を揺さぶられるものがあり実に感動的な幕引きだった。
敢えて敵である二人を追わなかった帝国軍上官。どちらにも義が感じられて嬉しいところ。