サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」 (レヴァイン&ベルリン・フィル)

Saint-Sa〓ns: Symphony No. 3

Deutsche Grammophon (1990-10-25)
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とてもバランスの取れた優秀録音。高音から低音まで過不足なく響いてる。オルガンが出しゃばらず引込まず適度音量で聴こえるのも素晴らしい。86年の収録だけど最新の4Dテクノロジーなんかより遥かに質が良い。どうして90年代以降は変になっちゃったんだろうなぁ。
演奏自体も素晴らしい。明快で歌わせるところはたっぷり歌う。こうゆうところはオペラの場数が多いレヴァインらしい。音が少しほの暗いのはこの時期のベルリン・フィルの持ち味だろうな。流麗で朗々たるアダージェットが気に入った。第3楽章は緻密で迫力充分。終楽章はどの楽器も豪放に鳴り響き気持ちがいい。間違いなく指揮者レヴァインを代表する一枚なんじゃないだろうか。
カップリングは魔法使いの弟子。迫力を堪能したいならむしろこちらか。弦セクションといいとてもノリノリで演奏してくるのが伝わってきてこうゆう小曲でも抜かりないのは流石ベルリン・フィルだ。