ツヴァイ2 (ZWEI II) - ゲームプレイ日記Part11(最終回)
機甲回廊
ラスダン一発目。サイケで未来チックな色彩デザインのダンジョンに目がクラクラ。ここで手強いのはなんといっても砲台。今までは単発な大砲だったけどここにあるのは連発してくる機関砲。攻撃力が高く連射してくるので魔物よりもかなり厄介だったなぁ。しかも魔物やトラップとセットだったり嫌らしい位置にあるんだよね。あと巨大ロボットのタイラントって奴は今まで戦ってきた雑魚魔物の中では最強じゃなかろうか。この強さはかなりヤバい。しかも場所によっては複数で出てくるもんだから手に負えない。面倒くさいワープトラップといい苦しい戦いの連続だったな。
テルミドール戦
そして今回の発端を開いた憎きテルミドールとの最後の戦い。しかし殺る気満々な俺とは違いラグナはやけに落ち着き払ってるが?なるほど憎いとかそうゆう感情で彼を見ていないのか。逆に7年間妹のミアを世話してくれてありがとうと言う。妹を大切に扱ってくれた礼は言いたい・・・。う〜んこうくるかぁ。お人好しだなラグナは。でもこうゆう俯瞰的思考が出来るのはすごいことだ。こうなってくるとテルミドールは単なる悪者じゃなくなっちゃうよね。後々改心とかもありえるのか・・・?
ま、そんな事より今は目の前の危機への対処が先決だ。
テルミドールは前回同様の攻撃スタイルだが当然遥かに強くなってる。取り敢えずジャンプしながら攻撃していくがダメージ喰らうもそんなに手痛くはない・・・あれ?意外とあっさり倒せた。拍子抜けw。レベルは29だったんだけど適正じゃなかったかな?でもレベル上げは序盤のアウロン大鉄塔でのチョコ巻き上げ以降はしてないんだよね。元々そんなに強い奴じゃなかったんだろうかな。
最後にテルミドールが言った「君たちならは・・・あるいは」ミアをラグナ達でどうにかして欲しいって事だろう。益々実は悪い奴じゃない展開が見えてきたなぁ。
螺旋中枢
ラスダン2発目。機甲回廊同様の構造だが吸い寄せられるとダメージを喰らう重力トラップが追加され更にエゲツなく。特に3階層目の上方にある重力トラップは何度トライしても抜けられず相当苦労させられたなぁ。結局時間を大幅にオーバーしてしまいメダルはブロンズ。納得いかないので再び潜りゴールドメダルにはしたけどこんなダンジョンはもう二度と行きたくないw。
一時休息
ラスボス戦を前にちょっと箸休め。
G-コロッセオには今まで戦ってきたボスと再び戦えるバトルシミュレーターなるものがあるのでそこでメダルの書き換えの為再戦していく。取り敢えずブロンズメダルなボスをゴールド、出来ればプラチナに。流石に前半のボスはレベル差がかなりついてるので楽勝楽勝。
ここまででハンターランクは遂にビューティーハンターになった。ちょっと意味不明過ぎるランクだけどw。
博物館も大分埋まったな〜。とはいえところどころ抜けがあるのでまだまだ見つけきれていないトレジャーが一杯あるんだろう。自分はコンプ癖はなくとにかくクリア出来ればいい派なんである程度の抜けは見切りつけてるけどね。
▽何とか恐竜の化石だけは集めきって完成。ロボのパーツが揃わなかったのは悔やまれる。
なんかサブイベントはないかなとイルバードを散策してたらクリスタルバレーにあのモンブランが!そういやこいつをすっかり忘れてたw。話しかけても返事はしてくれず主人のザハールを失いどうしたものかと一人途方に暮れてブツブツ言ってる。使われてただけの者の末路というかちょっと同情。
あと発ったばかりのブランデーヶ丘に顔出してみた。丘にはミリアムさんとスバルが要塞を監視していたけど颯爽と飛び立った事もあってかなんかバツが悪いねw。しかしこういうケースでもちゃんとセリフ用意してるとは流石ファルコム。
兄と妹
いざ覚悟を決めて最上階へ登っていく。そこで待っていたのはミア・・・じゃなく今は魔王ルシアン。自分と兄以外全てを滅ぼすと言うミアにああ・・・もうそこまで染まってしまったのねと悲しくなるがここで姐さんの一喝。
後戻り出来ない状況にしラグナを自分を殺すしかなくさせるつもりだったミア。その後荒んだラグナの心のケアをアルウェンに頼む・・・ああ以前アルウェンに兄を頼むって言ってたのはこのことだったのか。こんなか弱い少女には余りに酷で重過ぎる決断だ・・・。
ラグナはミアが死んだものとばかり思い込みミアは兄が自分を見つけてくれず寂しかった・・・。悲劇のすれ違いだな・・・。しかしスバルとの混浴をミアは見てたのかw。確かにあの後すぐ強襲があったから見ててもおかしくはないけど影からこっそり覗いて嫉妬してたなんて可愛いなw。
途端に話がスケールダウンしてしまい兄妹喧嘩レベルにw。ま、根源のテルミドールも居なくなったし後は要塞自体をどうにか破壊してミアと帰るだけだよなぁと和んでたら・・・。
当たり前だが悲しい事にこれゲームなのよね。ラスボスの居ないアクションゲーなんて流石に許してくれんだろう。こうして最後の戦いの火蓋が切っておとされた。
メルセデク・コア戦
ファルコムゲーのラスボスで舞台の床が六角形ってあまりいいイメージないんだがw。床のマスが少しづつ無くなり面積が小さくなって・・・。今回は逆にマスがせり上がって各種攻撃をしてくるタイプ。そしてこちらの攻撃方法はそのせり上がる床のマスに乗って上方にあるボスのコアを叩く。そんなに嫌らしい攻撃はしてこないがどのマスが上がるか見分けづらくちょっと長引いたな。
しかしラスボスが弱いってナピシュテムを彷彿させられるが・・・。そしてここからまさかのフルボイス!なら最初から全部フルボイスにしてくれよw。
突如異変がミアを襲う。遂に魔王の魂がミアを飲み込んでしまったらしい・・・。舞台は宇宙へ駆け上がる!・・・やっぱり宇宙規模にならないと気が済まないらしいw。
魔王ルシアン戦
遂に魔王が顔を見せた。意外と綺麗な女性・・・と喜んでる場合じゃないw。「愚かな人間共よ!我の復活を祝い我に膝まずくがいい!」・・・と悪の定番セリフをのたまわった後ほんとにこれで最後の戦いがスタート。
とにかくエフェクトがド派手。そのせいか攻撃が見えづらく舞台も目まぐるしく変わるしでかなり戦いづらい戦いだったなぁ。本体が遠方に居るんだが近づくと離れるで最初どうしていいか分からんかった。尾を使って攻撃した時に尾の先端を叩くと本体が接近してくるのでその時がチャンスというわけだ。
とはいえフェルガナのガルバランのようなギミックを見極めて論理で倒すタイプじゃなくその気になれば押せ押せでいけるから助かった。フードを3回食べて回復したぐらいで時間は掛かったけどワントライで勝利出来た。確かに強いが強敵ではなかったかな。エフェクトで見難くなる方が厄介だった。
終焉
ミアはルシアンから無事解き放たれた。これでほんとに全てが終わったんだなと安堵してたら再び悪の胎動が・・・。何たる絶望的展開。まさに悪の無限ループか。
果たして・・・と思ったらここでまさかのテルミドール登場。やはりこの男良い意味で只者じゃなかったな。
7年もの歳月をミアと共に過ごした事で魔王ルシアンの器としてでなく一人の幼い女の子を見守る親心が芽生えたってことなんだろうか。もう少しそれを匂わす伏線があれば良かったがラグナの言うとおり大切に扱われていた事は確かだったんだな。
そしてテルミドールは自らを犠牲にして世界を救った・・・。最後は全部おいしいところ持っていきやがってなんて良いヤツなんだ・・・!
エピローグ
あれから一ヶ月。ラグナとミアはイルバードから再び空へ旅だっていく。
ってミアの普段着姿可愛すぎだろ・・・。そりゃあお持ち帰りもしたくなるわw。服のセンスはピピロのチョイスらしい。きっと将来良い服飾デザイナーになれるよw。
今まで自分が犯した罪は忘れない、ずっと向き合って生きていく。まだ子供なのにほんと強いなミアは。こんな妹を持ったラグナは世界一の幸せな兄ちゃんだ。今度はちゃんと最後まで見守ってあげろよ。
ここからは前作でもあった町のみんなへのあいさつ回りタイム。やっぱラスボス倒した後自由に動けて感傷に浸る時間があるのはほんと良いよね。ナピシュテムはこれがなかったのが悔やまれる。とはいえ当然ダンジョンには行けずコロッセオにも行けない。でももう戦わなくてもいい平和な世界ってのはやっぱなによりそれが一番だ。
ちなみにミアはNPCとして二人に付いてくるんだがミアを操作してくて仕方ないw。ストーリーを変えてミアもお兄ちゃんと一緒に戦うって展開があったら良かったかもなぁ。仮に続編があったら是非ミアを主役にw。
▽町のみんなは面白おかしい人たちばかりで会話も豊富で飽きさせなかったな〜。
▽終盤ペットとして活躍してくれたマリンともこれでサヨナラとは寂しい。
▽以前助けられたってのはやはりミアだったんだな。そりゃあ惚れてしまうわw。
クリスタルバレーには相変わらずモンブランが一人困り果てていた。予想通り元は単なる猫だったか。魔力が切れて元に戻る方が幸せだと思うけどね〜と思ってたら以前ダンジョンで見つけた魔力を持った金貨をあげたクレースが登場。どうするのかと思えばモンブランに金貨をプレゼントしてしまった。途端に猫になってしまい自分の使い魔としてしまったw。でもクレースには魔力の欠片もないので単なる猫と化す。この展開は微笑ましかったな〜。これはこれで良かったんじゃないか。
ブランデーヶ丘でムーンブリア城を見ながら3人で懐かしむ。そこへ2匹のドラゴンが!
そういや序盤でミアがドラゴンに乗ってたな。魔力を失って普通の人間になったけどでも主人は忘れていなかったということか。人間と魔物の心の繋がりを感じさせる良いシーンだったな。
また会う日まで
これでサヨナラじゃない、またすぐみんなと会える・・・。悲しみのない和気あいあいとしたお別れは暖かく前向きな気分にさせられた。ほんと良き友たちだ。
後になって気付いたがOPって思いっきりネタバレしまくってたんだなw。まぁ気付かないネタバレはネタバレにならないって事だな。
ステータス
最終レベルは30だとラスト3連戦はちょっと余裕ありすぎるかもしれない。28だと程良い緊張感だったかも。お金は大金としての使い道がアクセスロット買う以外になく余りまくった。防具とかブティックで買う必要ないからなぁ。アクセにはかなり抜けがあるけど特に問題はなかった。
フードは前作では終始不足感があったけど今作では常に余裕だったな。フード稼ぎは普通にクリアするだけならする必要はないと思う。
人物メモで一人キャラが抜けてるのが悔しい!一体誰だ?会話も抜けてるキャラがちらほら。
魔物も10体も抜けてる。でも全部のダンジョンには行ったし戦ってなかったってありえるのか?
プロフィール。最終ランクはビューティーどまり。トレジャー達成数が予想以上に抜けてたんだなぁ。フィギュアは全然ダメだな。
まとめ
期待通りの出来だったけどそれ以上でもそれ以下でもない予想範囲内の面白さだったかな。メインのダンジョン探索は前作の方がやりごたえあった。ボス戦は難易度下がったかな。適正レベルでも殆どゴリ押しで倒せるからね。唯一モンブランを除いてw。
ゲームとしてはそんなにではなかったんだがキャラクターモノとしてはかなり楽しめたな。どのキャラも立ってて会話が楽しかったし展開がベタな分行動が分かりやすくて感情移入しやすかった。ボイス入りなのも嬉しいところだが挿入が中途半端だったのが残念。何とかフルボイスには出来なかったんだろうか。まぁどうせPSPへ移植した時にフルボイスになるんだろうけど・・・。
グラフィックは3Dながら手描き調な手作り感があって良い感じだったけど前作の2Dの丸みを帯びた暖かなタッチも捨てがたく甲乙つけ難いか。
操作性やらインターフェイスはこれは断然前作より向上したな。パッド操作オンリーで楽々何も不満に感じる事はなかった。
音楽は今回も素晴らしい。まず主題歌「ボクラの未来」が最高。これまでのファルコムの歌モノではピカイチじゃないか。だから一連の主題歌アレンジBGMもどれもこれも堪らんかったな〜。特に要塞メルセデクに突入する際のアレンジVerはヤバいぐらい格好良い。ただラスダンが前作セルベンティナみたいな名曲を期待したんだが普通に主題歌アレンジだったのはちょっとガッカリか。ダンジョンBGMは前作のが粒揃ってた印象だがルナ=ムンドゥスでのBGMは素晴らしかった。戦闘BGMに関しては今作の方が優れてるな。中ボス戦、ボス戦、ラスボス戦とどれもハズレがなかった。あとイベントBGMで終盤のアルッテの町での作戦会議時に掛かった曲、あれも名曲。そして当然エピローグ時のBGMには今回も泣かされた。ほんと毎回毎回凄いよjdkは。
というわけで総じて満足のいく面白さの今回のツヴァイ2でした。