ムーティ指揮のウィーン・フィル来日演奏会
ハイビジョンのもう一つのクラシック枠はこんなとこに飛ばされてたのか・・・。なんでBSクラシックナビゲーションの番組表には記載してないんだ。お陰で今まで見損なったじゃないか。
▽イタリアの名指揮者ムーティがウィーン・フィルを指揮した20
08年の日本公演。曲目はロッシーニの「セミラーミデ」序曲、チ
ャイコフスキーの交響曲第5番ほか。
「歌劇“セミラーミデ”序曲」 ロッシーニ作曲
「バレエ音楽“妖精の口づけ”によるディヴェルティメント」
ストラヴィンスキー作曲
「交響曲 第5番 ホ短調 作品64」 チャイコフスキー作曲
「ワルツ“マリアの思い出”」 ヨーゼフ・シュトラウス作曲
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)リッカルド・ムーティ
コンマスはキュッヒル、ホーネック。弦の他にオーボエにも女性奏者が。まぁもう違和感ないものだな。このオケ独自の典雅で潤いのあるサウンドはやはり健在だった。
来日演目としては珍しいストラヴィンスキーの妖精の口づけが良かった。メンバーの名技も楽しめたしね。ベートーヴェンやブラームスも良いが偶にはこういった変わり種を入れてて欲しいものだ。そういやブルックナーの2番も持ってきたんだったけ。むしろこっちをやって貰いたいが。ウィーン・フィルのロッシーニは珍しいかな。録音でも序曲集という形でも見た事ない気が。メインのチャイコフスキーはムーティらしいがっちりした構成感の中に豊かな歌に満ちた良い演奏だった。第2楽章のストランスキーのホルンソロも素晴らしい。それにしてもこの楽章は歳を取るにつれ聴いてて恥ずかしくなるものがあるな(笑)
↓ムーティのマフィア顔もすっかり板に付いた。