イレウス入院日記 - 二十一日目(2011/08/10)

朝食復活。相変わらずのペースト食だけど。ペーストながらやはりみそ汁が一番旨い。

昼食もいつも通り。何か目玉焼きのペーストっぽいのが美味しかったような気がした。

今日は何も予定ないから書くことないか〜。

点滴は珍しく今日は2本のみ。鉄剤がなくなり栄養剤のビーフリード2つのみになった。つまりやっと今まで足りてなかった鉄分の補充が済んだわけでヤレヤレだな。

夕食は豆腐料理が美味しくそれだけ完食。デザートにゼリーがあったけど青リンゴ味はエレンタールの味思い出すからイヤw。

晩に先生が来られてやはり明日退院は無理との事。う〜ん。まさかのひと月入院コース。

Bluetoothキーボード買ったよ

またまた入力系の周辺機器w。やっぱ一つワイヤレス化するとこれもあれもって感じで次々にワイヤレス化したくなるのよねw。メインで使うキーボード、マウス、無線LANときて今回はPS3iPod touchで使う用のBluetoothキーボード買った。Bluetoothのキーボードは安いのから高いのまで色々あるけどその中から熟慮の末に選んだのはエレコムの「TK-FBP013EWH」(AA)。

遂に我が家にBluetooth機器到来。この次はBluetoothスピーカーやヘッドフォンが欲しくなってしまいそうだw。

まず開けてビックリ玉手箱。とにかく小さい!小さすぎ!これでほんとに打てるのか不安になるレベル。でもキーボードをミニチュア化したかのようなこのミニミニっぷりは可愛いくて仕方ない。早くも愛着出てきた。


メインで使ってるロジクールのK270の半分のサイズw。

背面のスイッチを入れまずはiPod touchとベアリング。説明書にiPod touchの為の記述があるから分かりやすい。詰まる事なくチャチャっと設定完了して・・・今ここ!

iPod touch置いてるスタンドはダイソーの写真立てw。角度調整出来るし持ち運び時にはコンパクトになるし結構良い。

実際にTK-FBP013EWHで書いてる最中だけど打ちづらいw。まぁ分かってはいたけどね。キーひとつひとつが指のサイズよりも小さいからどうしても押したいキーの隣のキーも同時に押してしまう。キー配置自体は覚えれば済む問題だけどサイズの小ささはどうにもならんからなぁ。でもこれも何とか慣れればどうとでもなりそうかな。今ブラインドタッチで結構高速に打ててる。いやもしかしてロジクールのK270よりミスせず高速に打ててるかもしれん。どうゆうこっちゃw。文字変換の時がちょっと分かりにくくて指が彷徨ってしまう。今のところ普通に使ってる分足りないキーや打てないキーはなさそう。文字選択がShiftキー+方向キー使えるたりカット(コピー)アンドペーストはCommandキー+CやVやXキーで使えるのはかなり嬉しい。ドラッグして文字拡大させて選択するのはまどろっこしかったからね。HomeやEndやPgUp、PgDnもCtrlキーで使えるのも良い。ただDelキーがBackSpaceと同じ左側の文字しか消せないのはちょっと不便。

あとワイヤレスなので反応速度についてだが早めに打っても取りこぼしがなくスラスラと有線キーボードと同じ感覚で打ててる。キーボードが優秀なのかiPod touchが優秀なのか分からんけどw。
取り敢えずこんなところか。ま、これから先どんどん使っていったらまた新たな不満点が出てくるんだろうけど今のところちゃんと打ててるんで合格点。買って良かった!コードがないって素晴らしい!

イレウス入院日記 - 二十日目(2011/08/09)

絶食継続中で今日の食事はなし。なんかもう食べない事に慣れたなぁ。

午後にCT検査。これで退院出来るかどうかが決まるらしい。今回のCTはいつもの診療棟じゃなくて入院棟の一階にあるCT検査室。場所が分からず情けない事に案内して貰ったが結果的に正解だったみたいだ。自力では行けなさそう・・・。CTの機械はこちらの方が新しい感じ。あとは結果を待つのみ。

先生が来られて特にCTは問題無かったとの事。でも結局晩御飯は食べられないらしい。連絡の行き違いで配膳されちゃったけど捨てる事に。勿体無い。看護師さんに言わずこっそり食べちゃえばよかったかなw。というわけで毎度のエレンタールがご飯代わり。

消灯時間直前にもう一人の先生が来られてかなりがっくり肩を落とされてた。CTを見て二人の先生の見解が違うんだが・・・。一体どっちを信じればいいんだ。おまけに退院予定日の木曜は微妙って言われたしもう訳わからん。


↑横に広い黒い建物と奥の白い建物が診療棟で更に奥の高い建物が歯科。手前の細く曲りくねってるのが入院棟と診療棟を繋ぐバリアフリーじゃないw廊下。


↑茶色い建物が外来棟。横の高いビルみたいなとこは臨床研究棟だったかな。

イレウス入院日記 - 十九日目(2011/08/08)

朝食も味噌汁効果で(ry。やはり味噌汁は偉大だ。日本の味なだけある。
週明けからペースト食からランクが上がると聞いてたけど全く代わり映えせず。それにしてもフルーツペーストとなんか得体のしれないジュースだけはマズくて手が付けられんね。

今日のメニューは採血とレントゲンのみ。ま、何かあるから退屈にせずに済む。すぐ終わったけど。

日勤は例の抜けてる看護師さん。美人なんだけど惜しいよなぁw。

昼食は緑色のペーストがマズくて半分食べられたぐらいか。何か食べた気がしないな。

毎週月曜はシーツ交換がある。先週は俺が居なかったからか何故か交換してくれなかったが今回は大丈夫。綺麗なシーツになってやっとスッキリ。

すっかり忘れてた、月曜夕方は教授回診があるんだった。といってもどこの科の何先生なのかネームプレートがないんで分からないんだが風貌と引き連れてる人数からしてどう考えても偉い人だろう。何か聞きたい事は?って言われても担当の先生じゃないから何尋ねればいいかすぐに出てこないのよね。

夕方先生が来られたが雲行きが怪しくなってきたような。小腸にガスが溜まってるらしい。またイレウスの危険があるらしい。また食事が夕食と明日中はストップ。今後は明日のCT次第だと。まだまだ苦難は続く・・・。

絶食再開した事により点滴の輸液ヴィーンF追加。なんだかもう相次ぐ点滴で体中薬まみれだな。

自分の禁忌薬剤は上にあるとおりNSAIDsという薬剤。なんでも炎症や潰瘍があるクローン病患者にはよくないらしい。

イレウス入院日記 - 十八日目(2011/08/07)

やたら朝が寒く感じる。病室だけなら季節はもう秋じゃないか。

朝食は始めて病院の食堂で食べた。食堂は病棟毎にあって今いる病室からはちょっと遠い。行っても座る席無かったりみんな仲良しグループ化してて居辛かったりどうゆう風に配膳を受け取り返すかちょっと不安だったがなんてことはなかった。席は半分ぐらいしか埋まってないし一部を除きみんな黙々と食べるだけだった。やっぱ病室で食べてる人のほうが多いみたい。朝食のメニューは毎度のペースト食だがやはりみそ汁効果で8割ぐらいは食べられたかな。

10時ぐらいからまたいつもの点滴生活。今日は血管痛で苦しんだり輸液が詰まって落ちてこない事もなく順調。

昼飯も食堂。点滴具持って出歩くのは面倒くさいけどね。今回は始めてやや固形の食事が出た。サワラのソテーだったけど噛んで食べるのは久々。全部食べられた。他はいつものペースト食で残念。大体8割は食べられた。

午後は暇。途中で点滴が漏れてきたのでまたまた左腕へ入れ替え。10回以上は入れ替えてる気がする。もう両腕跡だらけでボロボロ。

夕食は直前の激マズパイナップル味エレンタールが効いたのかどれも美味しくなく何とか半分食べるので精一杯。昼飯の固形メニューとは何だったのか、再び全ペースト食だった。

土日外泊してた糖尿病のおっさんが晩になって帰ってきた。気楽だなぁ。

夜勤はあのサバサバし過ぎだけど可愛い看護師さん。最近担当になる頻度が高くて嬉しい。でも会話が続かないけど・・・。

イレウス入院日記 - 十七日目(2011/08/06)

朝食は何とかお腹壊さず食べられた。
みそ汁(ペーストだけど)があったからそれのお陰で昨日よりは美味しく食べれたかな。

隣の糖尿病の人はまた外泊。家が近場らしく点滴もないしで羨ましい入院生活。

昼飯もペースト食だけど清汁や煮浸しが美味しかった。7割ぐらいは食べられたな。

点滴が痛い。
でも立ったり腕動かすと点滴が落ちなくなったり血が逆流してしまうからベッドに釘付けなのが辛いところ。

晩飯もペースト食。何かどれが主食か副食かって感じだけど。
魚の中華蒸しや山芋の含め煮が美味しかった。8割ぐらいは食べられた。

夜勤は香水臭い看護師さん。やたら明るくテンション高い人でこうゆう人は話しやすいな。

イレウス入院日記 - 十六日目(2011/08/05)

いよいよレミケード注射の日。といってもまぁ普通の点滴とどうせ変わらないんだろう。

レミケードというのは簡単にいうとクローン病の原因となる炎症や潰瘍を治癒する薬。なんでもネズミのタンパク質が含まれているみたいでちょっと嫌悪感がないわけでもない。あとで分かった事だがレミケード500mlがなんと30万円もするw。特定疾患で医療費が一定額免除されてないととても払えないよw。

まずは恒例の腹部レントゲン。小腸にももう便は溜まってなく大腸に少しガスが溜まってるぐらいとのこと。文字通り胃腸共にスッカラカンなわけだ。産声をあげて以来32年ぶりに2度目の胃腸に何もない状態となった。なんだか感慨深い。

11時からいよいよレミケードの点滴注射。説明で色々言われてたので物々しいのかとビビってたがいつもの点滴が少し慎重になった程度だった。ただカテーテルのルートという注射針を入れたのは看護師さんではなく担当の先生だったのは意外。まだ20代後半って感じの駆け出し風で尚且つイケメンな医者なんだがこうゆう注射も出来るんだなぁとへぇ〜って思ってしまった。いや当たり前なんだろうけど。きっと俺が女だったら惚れてまうでw。

今回の点滴でお手伝いしてくれる看護師さんはちょっと訛った感じで目がクリッとしてチャーミングな可愛い娘。先生は様子を見守って20分後には去っていったけどこの看護師さんは点滴の間付きっきりで居てくれた。ああぁ嬉しい。

心拍計を胸に付ける。よくあるモニタがあるやつかと思ってたがハンディサイズの小ささだったんで驚いた。

ポンプで点滴開始。まずは生理食塩水というものを注入。なぜかは分からんけど。その後でレミケードをまずゆっくりした速度でスタートして30分後に入れる速度を速めていった。前半は看護師さんが具合の様子を付きっきりで見守り体温や血圧を計ったりする。数分たっても特に身体に異常はなく順調。頭痛や吐き気や痒みなどの副作用を聞かされてびびってたからちょっと拍子抜け。大体2時間掛けて500ml全部入れ終わった。そしてらまた食塩水を注入してこれにてすべて終わり。なんてことはなかった。

▼左の容器が生理食塩水、右がレミケード

そして間髪入れずまたいつもの点滴メニュー。鉄剤とビーフリードという栄養液の注入。ビーフリードが栄養素がたっぷり詰まってるだけあって血管が痛い痛い。看護師さんに温湿布を巻いてもらって何とか収まった。

晩御飯の時間になり遂に食事が18日ぶりに再開。ただあまり食欲はないんだよなぁ。人間長い間食ってないと食べる事とかどうでもよくなるんだね。食堂に行くの面倒だなぁとか思ってたら看護師さんが食事をベッドまで運んでくれた。

献立は、三部粥、野菜ペースト、魚の豆腐風ペースト、桃ペースト・・・と完全に俺は赤ちゃんかよというようなメニュー。しかもどれも薄味で量はかなり少ない。エレンタールより美味しいと聞かされたけど正直どっこいどっこい。エレンタールの方が液体な分流し込めるからまだマシ。お粥なんか米が殆どなくて白っぽいお湯しかないみたいな感じだもんなぁ。豆腐っぽいのは味らしい味があったんで二切れとも食べられた。あとは二口ぐらい食べただけ。思いの外絶食ブランクが重くのし掛かる。

食べた後少し経ってお腹の具合が急変しトイレでゲーリー・オールドマン。汚い話で申し訳ない。殆ど黒い液体状態。まだあるのか、とげんなり。一体どこに溜まってたんだ・・・。

夜勤は淑やかで声が可愛く容姿がロリっぽい看護師さん。ああ、こんな窮地には思わず甘えたくなってしまう雰囲気の娘だ・・・。